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 2017年よりSNSの精神障がい者グループ「精神疾患をわずらう方の集まり」(2021年3月現在1634名)のモデレーターとして活動し、闘病中の経験を活かして、メンバーの方の悩みや困り事の傾聴、問題事案等に積極的に関わってきました。

 当事者として相談していた居住地の行政窓口は、ワンストップサービス制度だったため、常に当事者に寄り添い助けられてきました。そのこともあり、同じ悩みを持つ相談者には、行政福祉課の窓口への訪問を促し、問題解決のきっかけを作りました。

​​ ところが、再度相談にくることの頻度の多さに驚愕し、行政窓口に専門職が不在のゆえに起こる事象だと感じた私は、民間で声を上げる必要があると強く思いました。

 そこで、令和元年6月に自助グループ「ライラック心の会」を立ち上げ、清川村宮ケ瀬にて、経験の話を共有する「談話会」や、フリースペース「しゃべり場」を月1回開催し、当事者目線で伝えることから活動を始めました。

 私たちの活動内容は、多くの精神障がい者や精神疾患を持っている方に対しては、自立に向けた情報提供や思いの共有、気付き、応援等、当事者が互いに高めあえる場を作ることで、良い方向に向かうきっかけ作りや寄り添った後方支援の場作りを行っています。

 また一般参加やに対しては、生きづらさを抱える当事者や家族等の生の声を聴くことで、苦しみや症状の理解をして対応してもらえるような活動を続けています。

 こうした活動を広く地域に情報発信していくことにより、一般市民の精神障がいに対する理解を広げ、誰もが安心して生き生きと暮らせる地域社会を実現するために、また、特定非営利活動法人は定期的な総会の実施や法令等で定められた書類の作成・提出・市民への情報公開等を適切に行うことで、健全な法人運営ができると考え、私たちは特定非営利法人を取得することにしました。

 今後は、精神障がい者及び精神疾患、その家族・支援等関係者や精神障がいについて関心のある方にも、参加可能なイベント等を開催しながら、広域にわたり精神障がい・精神疾患についての理解促進活動を行い、「当事者でも社会復帰できるのだ!」と目標を持つことのできる社会を目指します。

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NPO法人ライラック心の会 理事長  

伊藤 真弓  

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